2026年1月15日、札幌の地にてAPEXの世界王者を決める世界大会「ALGS Championship Year 5」が行われます。
現在行われているYear5 SP2のプロリーグは、この世界大会への出場権を争って戦っているわけですが、ALGSの仕組みは複雑です。
結局応援しているチームが何位を取ればChampionship(世界大会)に行けるのか分からない。と言う方に向けて記事を作成しましたので是非ご覧ください!
Championship(チャンピオンシップ) とは?

まずはALGSにおけるChampionship(チャンピオンシップ)がどういう大会かを説明します。
ALGSでは一年を通して地域大会と世界大会を、それぞれ二度ずつ行っています。それらの大会で上位成績を残すことが出来たチームに参加資格が与えられる大会。それがChampionship(チャンピオンシップ)です。
つまり、Championship(チャンピオンシップ)では世界中から選ばれた今年最も強かった40チームが集い、年間王者の称号を争います。それは一年間の集大成であり、APEXの最高峰であり、最も熱い大会なのです。
- 開催地:日本(北海道 札幌市 大和ハウス プレミストドーム)
- 日程:2026年1月15日(木)〜18日(日)
- 賞金総額:$2,000,000(約3億円)
- 出場チーム数:40チーム
Championshipの出場権について
さて、ここからが本題です。
Championship(チャンピオンシップ)の出場権を得る手段としては以下の4つのパターンがあります。
- 各地域のプロリーグポイントで総合一位となる。 (各地域1チーム:計4チーム)
- 各地域のリージョナルファイナルで優勝する。 (各地域1チーム:計4チーム)
- Championshipポイントで上位24チーム以内に入る。 (計24チーム)
- 各地域のLCQで上位2位に入る。 (各地域2チーム;計8チーム)
もちろん。これだけだと分からないと思うので、ひとつずつ解説していきます。
1.各地域のプロリーグポイントで総合一位となる。
2025年8月30日~2025年10月12日にかけて世界の各地域でプロリーグが行われています。
現在行われている「SPLIT 2 PRO LEAGUE」のことです。
- Americas (北アメリカ・南アメリカ)
- EMEA (ヨーロッパ・中東・アフリカ)
- APAC North (日本・韓国)
- APAC South (日本・韓国を除くアジア地域)
プロリーグでは出場する30チームがA,B,Cの3組に10チームずつ別れて、総当たり戦を繰り返していくことで総合の順位を決めていきます。
全試合終了時点で最も総合のポイントが高かったチームにChampionshipの出場権が与えられます。
プロリーグは4つの地域で行われているため、各地域から1チームずつ。全4チームがChampionshipに選出されます。
ちなみに現時点のAPAC North(日韓地域)のプロリーグの総合順位はここから確認できますので、気になる方はご確認ください。
2.各地域のリージョナルファイナルで優勝する。
リージョナルファイナルとはプロリーグの決勝戦のことです。
前述したプロリーグポイントの総合一位と混同してしまいそうになりますが、ややこしいことに別ものです。
プロリーグを戦った結果、30チームの中から上位20チームを選出し、リージョンファイナルと呼ばれる決勝戦が行われます。
そのリージョンファイナルにて優勝したチームにはChampionshipの出場権が与えられます。
- プロリーグの全期間を通して最も結果が良かったチームがプロリーグポイントの総合1位チーム
- リージョンファイナルにおいて一位となったチームがリージョンファイナル優勝チーム
という理解でOKです。
こちらも4つの地域ごとにリージョンファイナルが行われるため、各地域から1チームずつ。全4チームがChampionshipに選出されます。
リージョンファイナルを優勝したチームがプロリーグポイント1位のチームだったらどうなるの? という疑問が出てきた人もいるかもしれません。
その場合が次の話になりますが、「3.Championshipポイントで上位24チーム以内に入る」←この枠がひとつ増えることになるのです。
3.Championshipポイントで上位24チーム以内に入る。
Year5(今期)のALGSでは、これまで4つの大会が行われています。
- OPEN (世界大会)
- SPLIT 1 PRO LEAGUE (地域大会)
- Midseason Playoffs (世界大会)
- SPLIT 2 PRO LEAGUE (地域大会)←現在開催中
出場したチームには各大会の順位に応じてChampionship(チャンピオンシップ)ポイントが与えられます。出場した大会で上位成績を残したチームほど多くのポイントが与えられる仕組です。
実際に現時点のチャンピオンシップポイントの上位40チームを見てみましょう。(SPLIT 2 PRO LEAGUE 開催前時点)

ここにSPLIT 2 PRO LEAGUEの結果で順位に応じて与えられるチャンピオンシップポイントを加算したうえで、
「1.各地域のプロリーグポイントで総合一位」のチーム
「2.各地域のリージョナルファイナルで優勝」のチーム
を除いた上位24チームにチャンピオンシップの出場権が与えられます。
4.各地域のLCQで上位2位に入る。
「LCQ」。その正式名称は『 Last Chance Qualifier』
その名のとおり、チャンピオンシップへの出場資格を得るためのラストチャンスとなる大会です。
上記で記述した三つの手段でチャンピオンシップに行けなかったチーム達が、チャンピオンシップの最後の出場枠を懸けて争います。
残された出場枠は各地域で二つずつ。上位2チームがチャンピオンシップへの切符を手に入れます。
Championshipポイントのボーダーはどのくらい?
現在行われているSPLIT 2 PRO LEAGUE で応援しているチームがどのくらいの順位を取ればチャンピオンシップにいけるのか? 分からない方は多いと思います。
日韓地域のチームについて、どのくらいの順位を取ればチャンピオンシップに行けるのか。予想をまとめてみました!
まずは現時点のチャンピオンシップポイントを確認してみましょう。(SPLIT 2 PRO LEAGUE 開催前時点)

こちらがAPAC NorthのSPLIT 2 PRO LEAGUEで戦っているチームのチャンピオンシップポイントです。
現状ではボーダーポイントより多くのポイントを持っているチームは「ENTER FORCE36」、「FNATIC」、「UNLIMIT」の3チームです。
ここからプロリーグの最終順位に応じて以下のポイントが加算されます。

そして重要なのが各チームが何位を取ればチャンピオンシップに出場可能となるのか?
チャンピオンシップポイントの確定ラインとボーダーライン予想をそれぞれ調べてみました。
計算はばっさりと省きますが、
- 確定ラインのポイントは 3351 ポイント
- ボーダーラインは 2300~2900 ポイント (※変動あり)
確定ラインの変動は無いですが、ボーダーについてはプロリーグの結果で大きく変動するため正確な予測は困難です。
なぜなら、チャンピオンシップポイントの上位24チームからプロリーグポイントの総合一位やリージョンファイナル優勝チームが出てくると、チャンピオンシップポイントでの必要順位(ボーダーポイント)が緩和するからです。
たとえば・・・
・チャンピオンシップポイントの上位24チームから一チームもプロリーグ総合一位orリージョンファイナル優勝チームがいなかった場合。
つまり、純粋にチャンピオンシップポイントの上位24チームまでがボーダーとなる場合の想定ボーダーは2900ポイント。
・チャンピオンシップポイントの上位24チームから各地域で一チームずつプロリーグ総合一位orリージョンファイナル優勝チームがいた場合。
つまり、チャンピオンシップポイントの出場枠が上位28チームまで広がった場合の想定ボーダーは2300ポイント。
といった具合に、予想されるボーダーは上下します。
もっと言うと、チャンピオンシップポイントの上位24チームが各地域のプロリーグ総合一位とリージョンファイナル優勝を独占してしまえば、想定のボーダーはさらに下がる可能性だってあるわけです。
ただ、現実的なラインとしては下がっても2300程度だろうというのが個人的な見解です。
これらを踏まえて、各チームがチャンピオンシップ出場のためにプロリーグで目指したい順位をまとめました。
※区分における必要ポイントは 確定圏内=3351P、ボーダー(安全圏内)=2900P、ボーダー(危険圏内)=2300P


BLACK Sheeps以下のポイントのチームについては、プロリーグ総合一位orリージョンファイナル優勝がチャンピオンシップに行くためには現実的なラインと考えた方が良さそうです。
以上、Championshipポイントのボーダーについての予想でした。プロリーグを応援する皆さまの参考になれば幸いです。